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風味を豊かにし、素材の味を引き立たせる「だし」。和食には欠かせない定番の調味料です。

だしは赤ちゃんの味覚を育て料理に深みが出て、さらに美味しくなるというメリットがあります。

 

今回は赤ちゃんの味覚を育てるだしの取り入れ時期、作り方をお伝えしていきます。

離乳食にだしを取り入れる理由

様々なだし

大人はもちろんですが、小さな赤ちゃんでもだしの風味があると離乳食の美味しさが際立ち、食べることが好きになっていくきっかけになります。

 

だしにはあごだし、昆布だし、かつおだしなど色々な種類があり、食材との組み合わせでお料理のレパートリーが増え食事が苦手な赤ちゃんも進んで食べるきっかけになります。

 

また、離乳食にだしを取り入れることで赤ちゃんの味覚が発達しますので、大人の味覚に慣れていくというメリットもあります。

 

色々な種類があるだしの中でも、離乳食に取り入れるだしとしてお勧めなのは昆布だしです。

昆布だしは人間が生きていく上で必要なグルタミン酸などのアミノ酸を豊富に含んでいます。母乳に含まれているアミノ酸を昆布だしを使うことで摂取することができ離乳が進めやすくなります。母乳に似た昆布だしは赤ちゃんにとっても今まで口にしていたものと似ているので受け入れやすいと言えるでしょう。

 

 

離乳食にだしを取り入れる時期は?

こちらを見る2名の子供

生まれたばかりの赤ちゃんは大人と違い内臓が発達していないため、離乳食の味付けの基本は塩や醤油といった味気の強い調味料に頼らない「だし」になります。

 

だしの風味やうま味をプラスすることで赤ちゃんの食欲を刺激し、食が進む効果を期待出来るのですが、どの時期から離乳食にだしを取り入れるのがベストかご存知でしょうか。

 

離乳食を初めて、約1カ月が経った、生後6カ月頃がベストのタイミングと言われています。

 

離乳食初期の頃は、基本的にだしは使いません。これは食材本来の味だけでも赤ちゃんは美味しく食べることが出来るため、だしを使用する必要がないためです。また、最初からだしを入れた食事にすると、味無しの食事を食べなくなることが多々あり、本来の味覚が育たなくなるというデメリットもあります。もし仮に、だしを使うのであれば昆布だしを少量使う程度にしましょう。

 

そして、離乳食の一つのポイントにアレルギーチェックがありますが、複数の素材を入れてしまうとどの食材が原因でアレルギー反応しているかわからなくなるため、アレルギーチェックの観点からもだしを使わない方が良いと言われています。

 

生後6ヵ月頃が、だしを取り入れていくのがよいとお伝えしましが、ただし最初から色々なだしは使わず、初めは、だしの中でもアミノ酸が豊富な昆布だし、昆布だしにかつおを入れたかつお昆布だし、この二つのだしを使うようにしましょう。

 

だしを使うにしても毎食取り入れるというよりは、数回の食事に一回だしを取り入れるようにします。生後7か月位から離乳食の食べムラが始まってきますので、そのあたりからだしを取り入れる回数を増やして、味付けを変えることで、食べムラを防ぐことが出来るでしょう。

 

 

離乳食におすすめのだしとは

指をさす女性

風味が豊かになって食が進むなど良い効果のあるだしですが、ただ単純にだしといっても用途に応じて、あごだし、昆布だし、かつおだし、白だしなど、様々な種類があります。

 

赤ちゃんが食べる、離乳食におすすめのだしにはどのようなものがあるのでしょうか。

 

大人であれば多くのだしを取り入れても問題ありませんが、赤ちゃんの場合は基本となる、よく使われているだしは「昆布だし」「かつお昆布だし」「煮干しだし」「干しシイタケだし」「野菜だし」「ささみだし」の6種類となっています。

 

だしの元になる素材ごとで作っていくため、ある程度の時間と手間がかかりますが、赤ちゃんの味覚を育てる、成長していく為には大切な作業になります。

 

だしの中には牛や豚骨、海老などから取るものもありますが、牛や豚は動物性なので離乳食には向いておらず、海老はアレルゲンがありますのでやはり離乳食には向いていないと言えます。

 

また、簡単に使えて便利な顆粒だしというものがあります。

お湯にパパっと入れるだけで風味豊かに仕上がり、美味しいだしが完成します。

しかし、この顆粒だしの多くには塩分や添加物が含まれていますので、消化機能が発達していない赤ちゃんには内臓への負荷が強いため、添加物が含まれる食材やだしを使うのは避けた方が良いでしょう。

離乳食に使えるだしの作り方

離乳食におすすめのだしは6種類とお伝えしましたが、一体それらのだしはどのような作り方があるのでしょうか。

 

ここからは離乳食に使えるだしの作り方、ちょっとしたポイントなども交えながら見ていきましょう。

 

《昆布だし》

 

昆布だしは離乳食初期の頃から使うことができ、野菜に慣れてきたあたりが取り入れる一つのタイミングです。

 

(材料)

・水 1リットル

・昆布 7~8cm

 

(作り方)

1、清潔なふきんやキッチンペーパーで昆布に付着した汚れを拭います。

2、ボウルなどに水を張り、その中に昆布を入れ冷蔵庫で一晩寝かします。

3、鍋に一晩寝かした昆布入りの水を入れ、そのまま火にかけます。沸騰する前、ふつふつと泡がついてきたら昆布を取り出し、自然に冷まします。

 

昆布だしは野菜スープや色々な野菜煮に重宝します。使用頻度の多い便利で手軽なだしと言えるでしょう。

 

《かつお昆布だし》

 

かつお昆布だしは生後7~8か月頃の離乳食中期に使え、赤身魚を食べることに問題なければ使うことが出来ます。

 

(材料)

・あらかじめ作っておいた昆布だし 1リットル

・かつお節 20g

 

(作り方)

1、あらかじめ作っておいた、または残っていた昆布だしにかつお節を入れ火にかけます。

2、沸騰する前、ふつふつと泡が沸いてきたら火を止めます。

3、こし網などを使い、こします。

 

かつお昆布だしは、こちらも色々な料理に使える万能だしです。スープといった汁物はもちろん、煮物やお浸しなど美味しく作れます。

 

《煮干しだし》

 

煮干しだしは生後9~11ヶ月頃の離乳食後期から取り入れることができ、タイミングとしては青魚に慣れたあたりからです。

 

(材料)

・水 1リットル

・煮干し 20g

 

(作り方)

1、使う分量の煮干しの頭とはらわたを取り除いておきます。

2、頭とはらわたを取り除いた煮干しを水に30分ほど漬けておきます。

3、煮干しを入れた水を火にかけ、弱火で10分ほど煮込みます。

4、こし網を使い、こします。

 

煮干しだしは青魚独特の香りがお味噌汁に合います。好きな材料を入れ、煮干しだしの風味がありますのでお味噌はほんの少しだけで大丈夫です。

 

《干しシイタケだし》

 

干しシイタケだしは昆布だしと同じく離乳食の初期から使うことが出来ます。

 

(材料)

・水 干しシイタケが被るくらいの量

・干しシイタケ 6枚

 

(作り方)

1、干しシイタケを半日水に漬け、水がほどよく薄茶色になったら干しシイタケを取り出します。

 

水に漬けるだけで完成する干しシイタケだしはそのまま煮物を作るのにも良く、また昆布だしと合わせることでより味わい深くなります。

 

《野菜だし》

 

この野菜だしも離乳食初期から取り入れることができ、野菜に何も抵抗が無ければすぐに使えるだしです。

 

(材料)

・水 1リットル

・ニンジン 80g

・玉ねぎ  80g

・きゃべつ 80g

 

(作り方)

1、それぞれの野菜を適当な大きさに切り分けます。

2、水を張った鍋に野菜を入れ、そのまま火にかけます。

3、沸騰したら弱火にしてそのまま30分ほど煮込みます。

4、こし網を使いこします。

 

この野菜だしはとてもシンプルな味わいな為、色々なスープのベースになります。野菜だし用に使った野菜も小さく切ってそのまま離乳食に使えます。

 

《ささみだし》

 

離乳食の中期、鶏のささみに慣れてきたら取り入れることが出来ます。

 

(材料)

・水 1リットル

・鶏ささみ 2本

・ニンジン 30g

・玉ねぎ  30g

・きゃべつ 30g

・昆布 7~8cm

 

(作り方)

1、全ての材料を鍋に入れ、弱火でアクを取りながら1時間煮込みます

2、こし網を使ってこします

 

それぞれの材料からいい風味が出て味わいが深くなるささみだし。色々なスープのベースとしても、うどんや中華麺のスープとしても使いやすいです。

 

 

おわりに

料理の基本となるだしは赤ちゃんの食育にとっても、とても重要です。

離乳食を始めて、1カ月程度経ってから、徐々に離乳食にだしを取り入れるようにしましょう。最初は、昆布だしやかつおだしを試していき、赤ちゃんもだしに慣れてきたら、野菜だしやささみだしなども試していき、離乳食の味付けにも変化を付けていくことで、赤ちゃんも飽きることなく離乳食を食べてくれるはずです。

 

ぜひ、だしの取り方も参考にして、チャレンジしてみてくださいね。

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