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高血圧は、サイレントキラーと呼ばれ、知らず知らずの間に私たちの体を蝕んでいく非常に恐ろしい病気です。しかしながら、生活習慣病であるが故か、身近な病気として捉えられており、それほど深刻には捉えられていない傾向があります。

 

そこで今回は、高血圧とは一体どのような病気なのか。そして、私たちの生活にどのような影響を及ぼすのかについて説明すると同時に、高血圧を改善する為の食事などについて解説していきます。

高血圧とは?

血圧計

高血圧とは、医学的な数字で言うと血圧が140/90mmHg以上のことを言います。この数字に該当してしまうと、高血圧患者として認定されます。では、高血圧になるとどのような症状が出てきてしまうのでしょうか。

 

と、言いたいところではありますが、冒頭でも触れたように、ここが高血圧の厄介なところで、実は目立った症状がありません。つまり、正常な血圧の時も高血圧の時も体には全く異変が起こらないのです。

 

それでいて、高血圧が原因で突如として心筋梗塞や脳卒中になってしまい、最悪の場合は命を落とすケースもあることからサイレントキラーと呼ばれているのです。ただ、最近では高血圧の症状として頭痛や視力の低下があることが判明しました。

 

原因不明の頭痛が長引いたり、急激に視力が低下した時は、高血圧を疑った方が良いでしょう。

 

 

血圧があがる要因とは?

悩む女性

高血圧になっている人の年齢を見てみると、子どもはほとんどおらず、皆、成人になってから高血圧になっていることがほとんどです。なぜ、このように年齢によってハッキリと血圧の高さに差が出てしまうのでしょうか。

 

ここが高血圧、つまりは血圧があがる要因ともなっています。

その要因の一つは加齢による消化機能の低下です。

 

若い頃は消化分解が早いので、食事から摂取された糖分や塩分などはすぐに吸収、消化されていきます。また、体を動かす機会も多いので、少々塩分などを多めにとったところで体に支障をきたすことは滅多にありません。

 

しかし、これが社会人になってくるとどうでしょうか。今まで部活やサークルに入って体を動かしていたにも関わらず、会社勤めを始めると意識的に体を動かす機会は格段に減ってしまいます。

 

しかし、食生活はそれまでとなんら変わりはないので、今までは十分に消化吸収されていた塩分などを、十分に消化できないようになってしまうのです。ただ、これだけであれば血圧が大きく上昇する大きな要因にはならず、問題なのはストレス社会と呼ばれる時代が関係しています。

 

実はストレスが溜まってくると、味覚が鈍くなり濃い味付けでないと味を感じなくなってしまいます。その為、ストレスが大きくなることで知らず知らずの内に味付けが濃くなり、過剰に塩分や糖分を摂取してしまう悪循環が出来上がってしまうわけです。

 

運動量が減るにも関わらず、摂取する塩分などが増えれば、当然高血圧になるのは自然なことと言えるでしょう。

 

高血圧の人の食事

ハンバーガー

さて、高血圧になってしまう人ですが、彼らの食生活を分析すると実に興味深い事実が浮き彫りになっています。それは外食が非常に多いことです。

 

日本人の食生活が欧米化してきた頃から、巷では洋食店が非常に多くなってきました。ちょうどその頃から高血圧の日本人が増えてきたのですが、ここには洋食の調理方が関係しています。

 

少し専門的な話になりますが、洋食で使う食材は油・塩分・糖分などを多く使う料理がほとんどとなっています。つまり、外食をするたびに、塩分などを過剰摂取してしまっている事実があるのです。

 

実際、高血圧に悩む人が少なかった昔の日本の食生活を見てみると、米、味噌汁、漬物となっていました。それが食の欧米化が進むと同時に、高血圧の人数が増えたわけですから、ここは決して無視することの出来ない問題と言えるでしょう。

食事で高血圧改善を目指そう!

血圧を計る女性

私たちが毎日摂取する食事が高血圧に大きく関係していることは、前項でお話した通りです。そして、この事実は高血圧改善のヒントにもなっています。食が高血圧に関係しているのであれば、食事に気を付けることで高血圧の予防・改善が十分に可能ということです。

 

では、どのような食事スタイルを取れば良いのでしょうか。

その方法について詳しく説明していきます。

 

・上手にカリウムを摂取する調理法を選ぼう!

 

カリウムは高血圧改善に効果的な成分と言われています。しかし、高血圧に限らず決まった成分を毎日摂るのはとても難しいです。そこでお勧めしたいのが野菜の摂取です。多くの野菜にはカリウムが多く含まれています。

 

食事を摂る時は、ちょっと野菜を添えるなどして意識的に摂取するのが理想です。また、毎日サラダなどを食べるのが嫌という時は、味噌汁にキャベツを少しいれるなど、レシピを工夫することで味に飽きることなく上手にカリウムを摂取できると思います。

 

・料理に使用する油の量は最低限に!

 

昨今、オリーブオイルが主流になっています。その為か、多くの家庭ではオリーブオイルをふんだんに使った調理法が用いられているのですが、実は、これは高血圧を促進する大きな要因となっています。

 

油は、味を感じさせなくする作用があるので、毎日大量の油を使った食事をしていると、自然と味覚が鈍くなってしまい、それに伴って料理に使用する調味料の量が知らず知らずの内に増えていき、これが高血圧に繋がっていきます。

 

摂取塩分を減らす目的でも、料理で使用する油はせいぜい数滴程度に抑えて、食材の味を生かした料理を作ることを心がけて欲しいと思います。

 

・野菜は加熱して食べよう!

 

カリウムを摂取する為に野菜を食べるのは、良く知られた高血圧改善の食事療法なのですが、これが人によっては体調不良の原因になるリスクがあることをご存じでしょうか。

 

腎臓や肝臓の悪い方だと、カリウムを一定量以上摂取するのはよくありません。その場合は、軽くでもいいので野菜を加熱してから食べるようにして下さい。火を通すことで食材に含まれているカリウムの量が減り、腎臓や肝臓の悪い方でも安心してカリウムを摂取することが可能となります。

 

・外食をしたらケアを忘れないように!

 

外食は塩分の強いメニューばかりとなっています。その為、外食をした後はしっかりと体をケアしてあげることが重要となっています。でも、外食をする度に特別なことをするのはとても面倒ですよね。

 

そこでお勧めなのが、フルーツの摂取です。フルーツは外食で過剰に摂取した塩分を緩和してくれる成分が大量に含まれているので、外食後にフルーツを少し摂取する生活を送るだけでも高血圧の予防改善に役立ちます。

 

・食材の味を生かす試みを!

 

高血圧の方が増えてきている理由の一つにはソースやタレの存在があります。決してこれらが悪と言いたいわけではありません。ただ、ソースやタレはあくまでも食物をより美味しく食べるための調味料にしか過ぎません。

 

しかし、昨今では素材の味を無視して、ソースやタレがメインになっている料理が増えてきています。これだと、味は自然と濃くなり、高血圧に一直線となってしまいます。料理をする時は、第一に食材の味を生かすことを心がけて腕を振るうようにしましょう。

 

 

おわりに

 

以上、高血圧についてお話しましたが、いかがでしたでしょうか。

現代の食事は海外の情報に踊らされて、日本の土地で育った食物本来の味を無視している傾向が強くなってきています。

 

その代償が高血圧患者の増加に繋がっていると言っても過言ではないでしょう。高血圧になってしまうと、糖尿病に繋がり、人間の三代欲求の食に対して大きな制限がかけられてしまいます。

 

食べたいものを満足に食べられない生活は送りたくないですよね。

そうならないように、四季の中で美味しい物を選び、その素材を楽しむことこそが、かけがえのない贅沢であることを理解して、体のことを考えた食事をとって頂けたらと思います。

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