毎日すくすく成長していく我が子をみると、とても幸せな気持ちになりますね。生後数か月の赤ちゃんの成長ぶりには目も見張るものがあります。食事の好みも日に日に変化し、いままでは母乳やミルクで大きく成長してきた赤ちゃんですが、離乳食を始める時期がやってきます。

 

しかし、離乳食を始める時期は赤ちゃんによってもそれぞれ異なります。そのため「一体いつから離乳食を始めたらいいのか」と悩むママも多いのではないでしょうか。また、離乳食開始時期に関する情報も多く、各家庭によって意見も様々なため、どの情報が正しいのかわからなくってしまいがちです。

 

ここでは、離乳食を開始する目安やいつぐらいまでで離乳食が終了するのかを分かりやすくご紹介したいと思います。

離乳食はいつからいつまで?

以前は離乳食を開始するにあたり、母乳やミルク以外の味に慣れさせるという目的やスプーンに慣れさせるという目的で、生後2,3ヶ月からりんごやみかんなどの果汁や麦茶を湯冷ましで薄めてスプーンで与えるという方法が一般的でした。

 

しかし,消化機能が未発達の赤ちゃんは、体に入ってきた食物を異物と認識してアレルギーを起こしやすくなることや糖分を獲り過ぎるという諸説もあり、最近ではこの方法はあまり推奨されていません。

 

では離乳食はいつから始めればいいのでしょうか?

 

2007年に厚生労働省が発表した「授乳・離乳の支援ガイド」では生後5、6ヶ月ぐらいを目安に始めることが推奨されています。その理由は、赤ちゃんは生後5、6ヶ月を過ぎると母乳やミルクだけでは栄養が不足しがちになるためです。

厚生労働省では、ものをかむ力を発達させるために歯が生える直前ぐらいから離乳食に移行すると良いという見方を示しています。

 

また、WTO(世界保険機構)では、離乳食の開始時期は生後6ヶ月が良いと推奨しています。

 

離乳食を終了する時期は、だいたい1歳を過ぎた頃から離乳食を終える準備を始め、1歳半頃までに終えることが多いようです。

 

離乳食開始時期の平均

かし、これはあくまで目安で必ずこの時期から離乳食を始めなければいけないというわけではありません。焦って離乳食を開始せず、赤ちゃんの発育状況を優先することを考えましょう。

 

赤ちゃんの成長も個人差がありますので、その子にあったタイミングで離乳食を開始していきましょう。予定より早く生まれた早産児や低出生体重児は内臓の発達が未熟なこともあるので、離乳食を開始する時期は医師と相談しながら決めていくことをお勧めします。

 

離乳食開始の見極め方

では離乳食を開始するタイミングをどのように見極めればいいのでしょうか?見極めるためのいくつかのポイントがありますのでお伝えいたします。

 

・赤ちゃんの首がすわって、支えると座れる

生後6ヶ月頃になると、赤ちゃんの首もすわって支え座りができ安定してきます。まだきちんと首がすわっていないと食べ物がうまく食道を通らず誤嚥の危険が出てくるので、しっかり首がすわり支えて座れるようになったら離乳食を開始できるタイミングと考えると良いでしょう。

 

・大人が食べているものに興味を示す

大人が食事しているとじっと見てきたり、大人が食べている様子に合わせて口をもぐもぐさせたり、よだれを出すようになったら食事に興味を持っているサインなので、この時期から離乳食を始めてみましょう。

 

・歯が生えてきた

赤ちゃんによって生後6ヶ月頃から歯が生えてきます。これも食事を開始できるサインになります。

 

・口に入れたスプーンを押し出さない

生まれたばかりの赤ちゃんには哺乳反射があります。これは母乳やミルクを吸う力です。吸う力が発達している赤ちゃんは口の中にスプーンを入れられると吸えないので異物と考え吐き出そうとします。しかし生後5,6が月頃にはこの哺乳反射が弱くなり口にスプーンを入れても吐き出さなくなります。

 

・母乳やミルクでは満足しなくなる

母乳やミルクを飲んだあとでも何度も母乳やミルクを飲もうとしたり、飲んだ後に機嫌が悪くなったり、そわそわすることも離乳食を開始するタイミングになります。

 

・赤ちゃんの生活のリズムが整ってくる

寝る、起きる、食事するなどのパターンが確立してきたら離乳食を開始できます。この頃にはママも赤ちゃんの生活パターンにも慣れ、離乳食に挑戦しようという意欲も持ちやすくなる頃です。

 

離乳食開始が遅れると問題があるの?

生後6ヶ月くらいに離乳食を始めようとしたものの、赤ちゃんが受けつけず母乳やミルクばかり欲しがることがあります。そのときは無理強いせず、赤ちゃんの機嫌が良い時にもう一度挑戦してみましょう。

 

離乳食開始が遅れると赤ちゃんの栄養バランスが心配になると思います。もちろん、母乳やミルクを与えても発育段階の赤ちゃんにとっては栄養不足になってきます。しかし無理を強いて離乳食を開始すると消化器官が未発達なため湿疹や下痢を起こし、食事全てを嫌いになることもあります。もし赤ちゃんの成長が標準範囲で、体調や機嫌も良いなら焦って離乳食を始める必要はありません。

 

最近は離乳食開始が遅くなるとアトピーやぜんそくなど引き起こす可能性が高くなります。例えば、離乳食開始が9カ月に開始した赤ちゃんが2歳になった頃に、アトピーやぜんそくになっている可能性が高くなるという事例もあります。そう考えると離乳食の開始をあえて遅い時期にしてもアレルギーなどの予防にはならないと言えます。あまりにも離乳食開始のタイミングが遅いなと感じたら医師に相談してみましょう。

 

離乳食を開始する時期はそれぞれですが、必ず最後は離乳食、食事をとるようになりますのであまり心配せずに育児するようにしましょう。

 

離乳食はいつからいつまで?開始の目安や平均時期を参考にしよう

離乳食開始後のチェックポイント

離乳食開始後特に気をつける点は離乳食後のアレルギー反応です。アレルギーを起こしやすい主なアレルゲンは鶏卵、牛乳、小麦があります。これ以外にもそば、バナナやキウイ、えび・かになどの甲殻類、大豆、ピーナッツ、くるみ、サバなどの青魚など幅広くあります。

 

一般に食物アレルギーで現れるのは即時型タイプです。これは主に食後約15~30分以内に症状が出て、遅くても2時間以内に症状が出ます。そのため離乳食開始は午前に一回から始めるといいでしょう。もしアレルギー症状が現れても午前中ならすぐに病院へ連れて行き、治療もすぐに受けられます。そのため離乳食を開始後は赤ちゃんにアレルギー反応が出ていないか十分に観察するようにしましょう。赤ちゃんはまだ上手く話せず、不調も訴えられません。アレルギー症状もさまざまで下痢や湿疹、ショック症状や痙攣など重症な症状を示すものがあります。

 

離乳食に切り替えると、これまでより洗い物や片付けが多くなり、赤ちゃんの観察がおろそかになりがちです。食後の時間もきちんと取り分ける、赤ちゃんの反応に敏速に対応できるようにしましょう。

 

また、一度アレルゲンになったものは避けて、絶対に与えないようにしましょう。

 

離乳食開始はママにとっても赤ちゃんにとっても初体験で、成長が感じられるいい機会と言えます。離乳食は赤ちゃんが大きく成長するための第一歩と考えてこの時期を赤ちゃんと一緒に楽しめるといいですね。

 

離乳食を通じて食事は楽しくて、おいしいということを学べる機会にしたいものです。離乳食は完食することではなく、いろんな食材に触れて、楽しく食事することを目指していきましょう。

 

終わりに

また離乳食開始するときは先ほど述べた注意点を把握し安全に食事を摂ることができるように心がけましょう。

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