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皆さんは普段、スーパーで買い物をする際  “野菜の旬”を考えて購入されていますか?

今では、冬にキュウリやズッキーニ、スイカが売っていたりと、旬に関係なくお店に並んでいるのがみられます。

旬の野菜には意味があり、旬の時期に食べるからこそ本来の美味しさが味わえます。

今回は、旬の食材を楽しみ、美味しく食すことがなぜおすすめなのかお話していきます。お子さまの成長にもとても役に立つ内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。

旬の食材の旨みとは?

野菜

旬の食材には、それぞれ意味があります。暑い夏には体を冷却する野菜が豊富に出回り、寒い冬には体を温める根菜類など、季節と身体に応じた食材があります。その中でも、野菜を選ぶ時に一番重要なことは、旬の味かどうかと言うことになります。

 

旬の食材は、とても甘みが強くなっていることに気付くと思いますが、近年では、上から味をつけることや、合成的な甘みを加えることが多くなってきているため、自然な旬の甘みを忘れてきている人たちがとても多くなっています。

 

特に、近年の子供の食事の中で感じることは、すぐに大人の食事と同じものを子供に与えることが多くなっているように思います。子供が好きだからという理由で、大人が感じる合成の甘さを与えることで、味覚が育たない子供が多くなってきており、大人ではなく、子供にも成人病予備軍が多いと言われています。

 

子供の成長の中で、一番気を付けなくてはいけない、味覚などを司る味蕾(みらい)がほぼ完成する1歳半から、基本人格を形成する中で、味覚の基本が出来上がる3歳〜5歳、そして、味覚に直結する基本情報の習得が完成する9歳までの”3段階”において、食材の味をきちんと教えないと、その後の人生においての食の経験だけでなく、体の成長にも大きく影響してきます。

旬な食材を選ぶために知っておくべきこと

クッキング

自然の甘さは、フルーツのようにわかりやすい物だけではなく、加工して初めて甘みを強く感じる物もたくさんあります。食材を選ぶためには、旬の野菜のことをしっかりと知っておくことが必要です。

 

生きていくのに、人間は動くためのエネルギー源となる糖質を取り入れますが、冬に取れる野菜は、生きる為に寒気の中で自ら糖質を生成し、野菜の細胞が死なないようにしています。

 

例えば、もみじなどは寒くなると青々しい葉っぱから徐々に色を変えていきますが、これは寒さに耐える為に、最後の力を使い、葉っぱに糖質を送り込むから紅葉していくのです。食す野菜も同じように、寒くなればなるほど、根菜は甘さを増していき、近年では、雪の冷たさを利用して秋に収穫すべき白菜を、雪が降った後に収穫せず、雪の下で数日間放置した後に収穫しています。この冬中白菜などは、普通の白菜よりも糖度は倍以上に甘くなっています。

 

寒さだけではなく、暑さの中で収穫する野菜に関しても、暑さの中で光合成していくことや、夜と昼間の寒暖差を利用して甘さを引き出している野菜などがあります。これらの旬という物を理解すれば、味を上からつけるのではなく、自然のままで充分美味しくて甘みを感じる野菜を食べることが可能になるのです。

 

特に、寒い冬に食べていただきたいのは根菜類であり、にんじん、かぶ、大根などは寒くなってくる10月頃から寒さが強くなる年末から2月までが一番甘さを強く感じるはずです。

 

 

【根菜以外の野菜は?】

根菜以外にも、葉野菜では、ほうれん草が夏より冬の年明けぐらいの寒い時期に美味しくなります。根っこの付け根が赤い和種と呼ばれるほうれん草は、茎の部分が砂糖を振りかけたような甘さを感じることができます。

 

近年では1年を通して、季節など関係なく野菜は手に入りますが、旬でない分味がないので、上から味をつけることが主流になっています。味をつければ、どのような物でも美味しくなりますが、過剰な塩分や糖分を多く摂取することに繋がり、最終的にはカロリーの高い食事になり、成人病に繋がってしまうのです。

 

ここで伝えたいことは、大人と子供の味覚は違うということです。生後まもない乳幼児から10歳ぐらいの子供には、きちんとした旬を教えながら、できるだけ素材の旨さを活かした食事に繋げていかなくてはいけません。

 

例えば、子供に食べさせる料理でよく作られる肉じゃがですが、普通に作るとカロリーだけで約427カロリーを1人分で摂取することになります。

 

この時に使われている調味料だけでも約119カロリーもあります。これを旬の野菜で上手に作ることができれば、みりんや酒を使用せず、玉ねぎの甘さや、肉の脂だけで、カロリーを約4分の1にカットすることができます。

 

 

【身体への影響は?】

大人の完成された味覚と違い、子供の味覚は生まれてから1歳半まで成長していきます。これは、かなり高性能な味覚センサーなので、大人が美味しいと思うような食べ物を幼い頃から食べさせてしまうと、その繊細なセンサーは、早い時期から壊れていき、結果として子供の頃から成人病予備軍や、栄養が吸収しづらい体に成長してしまうのです。

 

近年、たんぱく質摂食障害(上手にタンパク質を身体に取り込めない)の女性が多くなり、妊娠した場合、子供がお腹で成長しきれないまま産んでしまうことがあるようです。これは、幼少期の過度な好き嫌いや、偏った食事、過度な味の摂取が原因だと言われています。

 

妊娠前、子供がお腹に宿っている時、そして出産後の子供の成長時にも、本当に必要な栄養素を上手に取り込むために、季節や旬を理解し、できるだけ自然な甘さや旨味、美味しさを感じる調理を心がけることが重要だと気付いて頂きたいのです。

 

 

【まとめ】

大人になるほど、味覚のセンサーは弱くなり、刺激がある物や香りの強い物を美味しいと感じるようになってしまいます。子供には小さい頃から、きちんとした食材の味を覚えさせることができないと、人生においての食の経験だけではなく、体の成長にも大きく影響してきます。食材を選ぶには、旬の野菜のことをしっかりと知り、素材の旨さを上手に引き出すことを意識してみてください。

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