みなさんも、今までで一度は口にしたことがあるお菓子。子供の頃、食べたお菓子が忘れられない方も多いのではないでしょうか。

今では工場で作られたケーキやシュークリームなどのお菓子をスーパーやコンビニで購入する方も多いですが、コンビニやスーパーが生活の身近になる前は家庭でお菓子を手作りすることも珍しくありませんでした。

 

今回は、そんな手作り出来るお菓子の中から、比較的家庭でも作りやすいお菓子を中心に、作り方の基本やレシピなどをご紹介したいと思います。

お菓子作りの基本

みなさんは、お菓子作りにどのようなイメージをもっていますか。

「なんだか楽しそう」「かわいい」といったポジティブなイメージをもっている方もいらっしゃる一方、「難しそう」「失敗ばかり」といったネガティブなイメージを抱いている方も少なくないと思います。

こうしたネガティブなイメージを持つ1つの原因は、お菓子作りの特殊性にあります。

お菓子作りの特殊性とは、焼く時の温度や焼く時間、調味料の混ぜ合わせるタイミングやその分量など、ほんの少し変わるだけで、出来上がりが大きく異なります。

 

そのため、お菓子作りで失敗したという経験をした方が多いのです。

 

<お菓子作りは理科の実験に近い>

普段、私達が朝昼晩、口にする食事の多くは多少分量が違ったり、加熱等する時間を間違えてもおいしくなくて食べることもできないほど失敗することはほとんどありません。

しかし、お菓子作りの場合、そういった調味料の分量や加熱の時間など小さな違いでお菓子の味が大きく変わるものが多いです。

 

お菓子作りにおいて、所定の分量や時間をしっかり守ることが最も重要と言えます。

そういった点では、お菓子作りは、少しの工程で結果が異なる理科の実験に近いものと考えた方が良いかもしれません。

 

<きちんとした道具を揃える>

レシピ通りの調理時間や調味料の分量を守る為には、きちんとした調理器具を揃える必要があります。

 

材料の重さを量るキッチンスケール、量をはかる計量スプーンに計量カップ、時間を測るキッチンタイマーなど、計測に関わる道具が特に重要です。

 

とはいえ、別にパティシエが使うような、高価な道具を使う必要はありません。

 

計量スプーンや計量カップなら100円ショップの物で十分ですし、タイマーも100円ショップの物かスマートフォンのタイマー機能で十分です。

キッチンスケールは、安いものから高いものまでさまざまありますが、お菓子作りにとってはとても重要な道具なので、購入者のクチコミなどを参考にして、慎重に選ぶようにしましょう。

レシピ紹介

簡単お菓子レシピはこれ!

お菓子作りが、調理時間や分量を細かく気にしながら作らないといけない分、お味噌汁や野菜炒めのような一般的な料理より難しいことは間違いありません。しかし、だからといって手を出さないのはとても勿体ないことです。

そこで、お菓子作り初心者でも失敗しにくいお菓子レシピをご紹介していきます。

 

<フルーツサンド>

難しい作業なしに誰でも簡単に作れるお菓子の代表が、このフルーツサンド。

馴染みのない方にご説明すると、早い話がフルーツの入ったサンドウィッチです。

作り方も簡単で火もオーブンも使わず、包丁を使うのはフルーツやパンをカットするときくらいのため、お子さんと一緒にお菓子作りを楽しみたい時にもお勧めの一品です。

 

<材料・調味料>

 生クリーム……適量

 イチゴ……2〜3個

 食パン……2枚

 

<作り方の手順>

1.イチゴのヘタを取り、包丁で食べやすい大きさにカットする。

大きさは好みだが、フルーツサンドの場合はあまり小さくし過ぎないのがポイントです。

 

2.生クリームをボウルに移し、泡立て器で角が立つまで泡立てる。

堅さがあった方が食感が良いので、少し固めになるくらいまで混ぜましょう。

手動の泡立て器だと疲れてしまうこともあるので、可能なら電動泡立て器を使うのがお勧めです。お好みで砂糖を加えても良いでしょう。

 

3.生クリームを食パンのイチゴを挟む面にそれぞれ塗る

縁までたっぷりと塗りたくなりますが、あまり塗りすぎるとサンドした時に生クリームがはみ出てしまいます。塗るのはパンの中央部をメインにして、量も気持ち少なめにすると良いでしょう。

 

4.イチゴをパンに載せ、もう1枚のパンで挟めば完成。

1枚だと大きすぎる場合は、必要に応じて包丁でカットしましょう。

 

<ホットケーキ>

こちらもお菓子作りの定番ですが、市販のホットケーキミックスを使えば失敗する可能性が低くなりますので、お菓子作り初心者にお勧めです。

 

ホットプレートを使えばより簡単になので、お子さんの初めてのお菓子作りに挑戦してみてはどうでしょうか。所要時間も短いので、他のメニューと組み合わせて使うのも良いでしょう。

 

<材料・調味料>

 ホットケーキミックス……1食分

 牛乳……100ml

 生卵……1個

 

注意点

使用するホットケーキミックスによっては、牛乳の使用量が違ったり、代わりに水を使う場合もあります。この辺りはホットケーキミックスの説明書きに従ってください。

 

<作り方の手順>

1.ボウルに牛乳・生卵・ホットケーキミックスを入れ混ぜる。

 

2.ダマが軽く残るくらいまで混ぜたら、生地は完成。

 

3.ホットプレートのスイッチを入れて予熱する(160度前後に設定)

 

4.十分に温まったら生地をホットプレートに流し入れる。この時、ホットケーキミックスが跳ねることもあるので、まずはホットプレートに近い位置で流し始め、段々とボウルの位置を高くしていくのがポイントです。お子さんが作る場合は、無理をせずお玉などで少しずつ入れた方が安全です。

 

5.そのまま2〜3分程度焼き続けると、生地の中の空気が膨張して表面に泡のようなものが見えてくるので、フライ返しなどでひっくり返す。

 

6.さらに2〜3分焼いたら完成です。取り出す前に、中まできちんと熱が通ったか確認するようにしましょう。

 

<カルメ焼き>

カルメ焼きは、カルメラ・かるやきなどの名前で親しまれているお菓子です。

黄土色やきつね色の丸い形をしており、どこか懐かしい甘さが特徴のお菓子で、昔は縁日の屋台の定番でしたが、最近はすっかり見掛けなくなってしまい、初めて聞くという方も多いかもしれません。

 

大人向けのお菓子という感じではありませんが、子供受けは非常に良いので、おやつとしてサッと出すと、喜んでもらえるかもしれませんね。

 

<材料>

 砂糖(ザラメが最適)

 重曹

 

<作り方>

1.大きめのおたまに砂糖を入れ、125℃まで加熱する。

 

2.前述の温度になったら一旦火を下ろします。

 

3.重曹(ひとつまみ程度でOK)を入れ、菜箸などでかき混ぜる。

 

4.段々膨らんでくるので、膨らみが収まってきたら出来上がりです。

 

見た目にこだわるお菓子レシピはこれ!

フルーツサンドやホットケーキより、もう少し見た目にこだわったお菓子を作りたい方もいらっしゃるでしょう。そんな方に一押しなのが、こちらのお菓子です。

 

<フルーツパンケーキ>

基本的にはホットケーキのバリエーションですが、サイズを小さくして切ったフルーツや各種ソースを組み合わせることで、自分だけのフルーツパンケーキをカスタマイズして作ることができますし、旬のフルーツなどを使うことで、季節感もでて、おしゃれなお菓子にもなります。

 

<材料・調味料>

 砂糖……大さじ1.5〜(好みで増減)

 イチゴ……5〜10個

 

<作り方の手順>

(パンケーキ本体の材料や作り方は、前述のホットケーキを参照してください)

 

1.下準備として、イチゴのヘタを予め取っておきます。

 

2.ボウルにイチゴを入れソース状になるまで潰します。

 

3.2に砂糖を少しずつ入れて混ぜ合わせる。初めて作る時は、砂糖は少し入れて混ぜ、味見をして足りなければもう少し追加していくようにしましょう。量もあくまで目安なので、前述の量で多すぎれば減らして良いですし、逆に足りなければ増やしてもOKです。

 

4.出来上がったソースをホットケーキに掛けて完成です。

 

<トライフル>

トライフルは、生クリームとフルーツ、そして小さく刻んだスポンジケーキをカップに入れたお菓子です。材料費も料理の手間もさほど掛からない一方、入れる器を変えることで、雰囲気の変わる、とても奥の深いお菓子です。

 

材料のスポンジケーキは自分で作っても良いですし、市販品を使ってもOKです。

一般的なケーキとほぼ同じ材料で作れるので、仮にケーキを作ろうとしたけどスポンジの膨らみがイマイチという時に、トライフルに変更することもできます。

 

<材料・調味料>

 砂糖……小さじ3

 生クリーム……カップ1/2

 ブルーベリー……数個

 イチゴ……1個

 ケーキ用スポンジ(市販品でも手作りした物でもOK)……50g

 

<作り方の手順>

1.下準備として、イチゴのヘタを取り、4〜8等分くらいの大きさにカットし、ケーキ用スポンジを1〜2cm程度の大きさにカットしておきます。

 

2.砂糖と生クリームをボウルに入れ、泡立て器を使って角が立つくらいまで泡立てます。

この作業は少し時間がかかりますし、ダマになりやすいので、電動の泡立て器を使うことお勧めします。

 

3.器にカットしたスポンジ・生クリーム・フルーツを層になるように盛っていきます。盛り付け順は特に決まりはないので、お好みの順番で問題ありません。

 

ひと手間かけよう!上級お菓子レシピはこれ!

たまには、休日に時間を取って、本格的なお菓子作りに挑戦してみたいという方も多いのではないでしょうか。そこで、最後に手間は掛かるものの達成感も大きい、本格的な上級お菓子レシピをいくつかご紹介します。

 

<バニラアイスクリーム>

みなさんは、アイスクリームというと、どんなイメージがありますか。

駄菓子屋さんで買ったり、スーパーやコンビニのアイス売り場で買ったり、あるいはアイスクリームの専門店で買ったりと、「誰かが作った物を買って食べる」ことがごく当たり前になっているのではないでしょうか?

 

しかし、実はこのアイスクリームも家庭でも手作りすることが可能です。

材料も生卵、牛乳、生クリームなど一般的なお菓子作りに使うものなので、材料がなかなか揃わなくて、手作りアイスクリームは作れないということはありません。

道具に関しても、ほかのお菓子作りに用いるもので対応できるので、専用のアイスクリーマーがなくても、一般家庭にある調理器具で十分対応可能です。

上手に作れれば市販の高級アイスクリームに負けない味になるので、ぜひ挑戦してみてください。

 

<材料・調味料>

  牛乳……250cc

 生卵……3個(黄身のみ使用)

 生クリーム……75cc

 バニラエッセンス……適量

 バニラの鞘……1/4本

 砂糖……55g

 

<作り方の手順>

1.下準備として、生卵の黄身だけを別に取り出しておき、バニラの鞘を割いて種を取り出しておきましょう。種は使うことがないので捨ててしまって問題ありません。

 

2.ボウルに氷水を入れましょう。

 

3.別のボウルに生クリームを入れ、2に当てて冷やしながら泡立てます。

 

4.10分程度かき混ぜると、生クリームが泡立ちますので、生クリームが泡立ちましたら、冷蔵庫に入れて冷やしておきます。

 

5.鍋に牛乳と先ほど準備したバニラの鞘を入れ火に掛けます。火加減は強火で良いですが、沸騰させると失敗することがあるので、火の強さには注意しましょう。

 

6.砂糖と卵の黄身をボウルに入れてかき混ぜます。

 

7.6の色が白身を帯びてきたら、一旦鍋を火から下ろし、5と6をボウルで混ぜます。

 

8.再度鍋に7を入れて、弱火でとろみが出るまでかきまぜ火を止めます。

 

9.ボウルに氷水を張ります。

 

10.別のボウルと漉し器を使い、8を漉し入れます。

 

11.10のボウルを9の氷水に当てて冷やしつつ、バニラエッセンスと4で作っておいた生クリームを加えます。

 

12.泡立て器などでまんべんなく攪拌したら、冷凍して、固まったらアイスクリームの完成です。

 

<シュークリーム>

子供から大人まで楽しめる、定番お菓子の1つであるシュークリームも家庭で作ることができます。手作りお菓子としてはケーキやクッキーなどと比べると、シュークリームは、あまり引き合いに出されないですが、実はとても手間の掛かる上級者向けスイーツでもあります。

 

一方で、中に入れる具材を変えることで、チョコシュークリームやイチゴシュークリームなど、様々な種類のシュークリームが簡単に作れますし、作る個数を調整して、お子さんのおやつからホームパーティーまで幅広く対応できるのは大きな魅力です。また、ケーキやクッキーと違い、輸送中の崩れや割れに気を付けなくて済むので、お土産に作って持っていくのもお勧めです。

 

必要な材料や道具は多いですが、お菓子作り上級者を目指すなら、ぜひ挑戦したいスイーツの1つです。

 

<材料・調味料>

 薄力粉……60g

 バター(無塩)……45g

 生卵……2個

 塩……1つまみ

 水……100cc

 カスタードクリーム(市販品)……適量

 

<作り方の手順>

1.下準備として、バターを細かくカットして、オーブンプレートに薄くバターを塗っておきます。

 

2.オーブンを200℃まで、温めます。

 

3.鍋に塩と刻んだバター・水を入れ、沸騰するまで温めます。

 

4.沸騰したら火を止めたら薄力粉を入れ、よくかき混ぜます。

 

5.薄力粉が塊になったら、鍋底に膜が張るまで中火で炒めます。この時、鍋底が焦げ付かないよう、塊になった生地を混ぜ続けることを忘れずにしましょう。

 

6.鍋底に膜が張るまで薄力粉を炒めたら、火を消しましょう。生地はそのままボウルへ移し替えます。

 

7.別のボウルに生卵を割り、かき混ぜます。

 

8.7を6のボウルに何回かに分けて入れて、さらにかき混ぜていきます。生地をヘラで掬いボウルへこぼした時、落ちていく生地の先端が三角形になるくらいがベストの混ぜ具合です。

 

9.生地を絞り袋などに入れ、オーブンプレートの上に4cmくらいの大きさになるよう乗せます。この時、霧吹きなどを使い、全ての生地の表面に水を掛けておく。

 

10.200℃に温めたオーブンへ入れ、約30分程度焼きます。

 

11.焼き上がったら生地を冷ました後、パン切り包丁でクリームを入れるための切れ目を付けます。

 

12.カスタードクリームを絞り袋などに入れ、生地の切れ目に好みの分量を注入すれば完成です。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。苦手意識を持つ方の多いお菓子作りですが、分量や調理過程を間違わなければ、失敗する確率をぐんと下げることができます。今までお菓子作りと聞いて、作らず嫌いだった方も、これを機に、パンケーキやフルーツサンドから挑戦してみると良いかもしれません。

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